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ナチュラルな美肌メイクは、「作り込みすぎない自然さ」と「肌をきれいに見せる計算」がポイント。派手なテクニックよりも、下地作りとアイテムの選び方が結果を左右します。ここでは初心者でも再現しやすい手順とコツを、ベースメイクを中心に分かりやすく解説します。
準備:スキンケアが命
メイクはスキンケアの延長です。洗顔後は化粧水でしっかり保水し、軽めの美容液→乳液で肌表面を整えます。乾燥が気になる箇所には部分的に保湿クリームを重ね、肌がふっくらした状態を作るのがナチュラル美肌の第一歩。
下地の選び方と塗り方
下地はファンデーションのノリや持ちを左右する重要なステップです。肌の状態を整え、色ムラや毛穴をカバーしながら、1日中きれいなベースをキープするための“土台”とも言えます。自分の肌悩みに合ったタイプを選ぶことで、メイク全体の仕上がりが格段に変わります。
例えば、赤みが気になる人には「グリーン下地」がおすすめ。グリーンには赤みを打ち消す補色効果があり、頬や小鼻まわりの赤みを自然にカバーしてくれます。一方、顔全体のくすみが気になる場合は、「トーンアップ下地」を選ぶと、肌に透明感と明るさをプラスできます。特にラベンダー系の下地は、黄ぐすみを飛ばして血色感を出すのにぴったりです。
また、皮脂崩れが気になる人には「皮脂コントロールタイプ」がおすすめです。Tゾーンなどのテカリやすい部分に部分使いすると、化粧崩れを防いでサラサラ肌を長時間キープできます。逆に乾燥肌タイプの方は、水分と油分のバランスが取れた保湿系下地を選ぶと◎。保湿成分(ヒアルロン酸・セラミド・スクワランなど)が含まれたタイプなら、肌の内側からうるおいを感じられ、メイク後の粉吹きも防げます。
塗り方にもポイントがあります。使う量はパール粒大ほどが目安で、つけすぎはNG。厚塗りするとかえってヨレやすくなり、ナチュラルな仕上がりが損なわれてしまいます。まずは指の腹に取り、両頬・額・鼻・あごの5点に置いてから、顔の中心から外側に向かってやさしく伸ばしましょう。摩擦を避けるように、指全体を使って“なじませる”感覚で広げるのがコツです。
さらに、ムラなく仕上げたい場合は、スポンジを使う方法もおすすめ。軽く叩き込むようにして密着させることで、毛穴の凹凸までしっかりカバーできます。特に小鼻まわりや口角、目の下など細かい部分は、スポンジの角を使うときれいに仕上がります。最後に、手のひらで顔全体を包み込むように軽く押さえると、下地が肌に密着してツヤが生まれます。
季節によっても下地の選び方は変わります。夏は汗や皮脂に強いさらさらタイプ、冬は乾燥を防ぐしっとりタイプを選ぶと◎。また、紫外線対策としてSPF・PA値もチェックしましょう。日焼け止め効果のある下地を使えば、日常的なUVケアも同時に叶えられます。
自分の肌質と季節、仕上がりの好みに合わせて下地を使い分けることで、メイクの完成度は一段とアップします。メイク前のひと手間を大切にして、素肌そのものがきれいに見える“理想のベース”をつくりましょう。
ファンデーションの基本テクニック
ナチュラルに仕上げるにはリキッドかクッションがおすすめ。色は首の色に合わせて選び、頬の高さに少量ずつ置いてからスポンジでトントンと叩き込むように伸ばします。ムラが出やすい小鼻や口元は薄めに、目の下は薄く重ねてカバーすると自然な立体感が出ます。
次は、コンシーラー・フェイスパウダー・チークの使い方と、崩れにくくする仕上げテクニックについて解説します。
コンシーラーで自然にカバー
ナチュラルメイクでは「隠しすぎない」ことが大切です。気になるクマやニキビ跡には、肌色より少し明るめのコンシーラーを使いましょう。クマは目頭から中央に向かってトントンと叩き込むように、ニキビ跡はピンポイントでのせて境目をぼかします。スティックタイプよりもリキッドタイプのほうが伸びがよく、自然な仕上がりになります。
フェイスパウダーで透明感アップ
ベースメイクの仕上げに欠かせないのがフェイスパウダー。余分な皮脂を抑え、メイク持ちを良くしてくれます。パウダーはブラシを使ってふんわりとのせるのがコツ。特にTゾーンや小鼻周りなどテカリやすい部分を中心に、全体に薄く広げましょう。ツヤを残したい場合は、頬や鼻筋は控えめに仕上げると◎。
チークで血色感をプラス
ナチュラル美肌メイクには健康的な血色が欠かせません。チークはクリームタイプを使うと、内側からにじみ出るような自然な仕上がりになります。頬の高い位置に軽くポンポンと置き、指先でぼかしましょう。ピンクやコーラルなど、肌のトーンになじむ色を選ぶと失敗しにくいです。チークを入れすぎると不自然になるため、少量から調整するのがポイントです。
仕上げのハイライトで立体感を演出
顔全体を自然に引き締めたいときは、ハイライトを上手に使いましょう。頬骨の上や鼻筋、あご先に少量をのせるだけで、光の反射によって立体感が生まれます。パール感の強いものよりも、細かいツヤ感のあるタイプを選ぶと上品でナチュラルな印象になります。
次は、アイメイク・リップメイクのバランスの取り方と、ナチュラルメイクを長時間キープするためのコツを紹介します。
アイメイクは「抜け感」を意識
ナチュラル美肌メイクの印象を決めるのは、実はアイメイクです。濃く描きすぎると一気に派手な印象になってしまうので、“引き算”を意識しましょう。アイシャドウはベージュやブラウンなどの自然な色味を選び、グラデーションを意識してまぶたにのせます。ラメは控えめに、ツヤ感を出す程度がベストです。
アイラインは細く自然に
アイラインは目の形をさりげなく引き立てる役割を意識しましょう。黒よりもブラウンを選ぶと柔らかい印象になります。まつげのすき間を埋めるように描き、目尻を少しだけ延長する程度でOK。リキッドタイプよりもペンシルタイプのほうがナチュラルに仕上がります。ラインを引いた後は綿棒で軽くぼかすと、より自然な目元に。
まつげで印象を整える
ビューラーでまつげを根元からしっかり立ち上げ、ロングタイプのマスカラを軽く塗るだけで十分です。ボリュームタイプを使うと重たい印象になりやすいため、自然な長さとカールを意識しましょう。下まつげには軽くマスカラをのせる程度で、清潔感のある目元を演出できます。
リップで顔全体を引き締める
リップは顔全体のバランスを整える重要なパーツです。ナチュラルメイクには、唇の色に近いベージュピンクやコーラル系がおすすめ。マットよりもツヤタイプの方が自然で、うるおい感をプラスしてくれます。リップクリームで保湿してから塗ると、仕上がりがよりきれいになります。
ナチュラル美肌メイクを長持ちさせるコツ
ナチュラルメイクは時間が経つと崩れやすいという欠点もあります。長時間キープするためには、メイク後の「仕上げ」と「お直し」が大切です。仕上げにはフィックスミストを使い、顔全体に軽く吹きかけましょう。メイクが肌に密着し、崩れを防ぎます。お直しの際は、皮脂をティッシュで軽く押さえてからフェイスパウダーを重ねると、重ね塗り感が出ずにきれいに整います。
まとめ
ナチュラル美肌メイクの鍵は、「素肌を活かすこと」。スキンケアで土台を整え、ベースメイクは薄く均一に仕上げ、アイメイクやリップは控えめにすることで、自然な美しさが際立ちます。ポイントは“引き算メイク”。肌のツヤ感や血色を大切に、自分らしいナチュラルな美しさを楽しんでみてください。

